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執筆者の写真Nobuyoshi Takahashi

美容成分を飲むことと、塗ることの違いあれこれ。

更新日:2021年3月9日

容サプリを飲むことと、化粧品を塗ること。全く違うようで、実はそんなには違わない部分もあります。


事実をしっかり認識することは、真に効果のある製品作りをする上ではとても重要です。間違った情報に惑わされないために、一度整理しておきましょう。



1、行き着く場所は一緒


サプリは、口から摂取すると、胃腸で吸収される大きさまで分解されます。その後、血管というインフラに乗って、体中の肌細胞を含む、37兆個の細胞に供給されます。


化粧品は、肌細胞に直接、有効成分が供給されます。結局行きつく先は、同じ細胞です。肌細胞は球を潰したような楕円体をしていますので、どちらに上下左右があるという形ではありません。だから360度どちらからも吸収できますので、有効成分が細胞に届きさえれば、血管からも、肌からも直接吸収できます。

(※DDSなどの技術を使用すると、肌から入った有効成分は血管にまで浸透し、体中をめぐることになります。)



2、肌細胞を元気にするにはえこひいきもあり


サプリの場合、血管を通じて有効成分が全細胞に供給されます。十分な量がなければ、もちろん全細胞に行きわたることはできません。すべての細胞を養うだけの栄養素が足りているかは大切な要素です。


栄養素が十分にないときに、身体は優先順位をつけて栄養素を供給することになります。優先順位は、生きていくのに必要な順になります。即ち第一優先順位が、内臓と脳。


生命活動に直接的に関係ない臓器は優先順位が下がり、爪や髪の毛、肌は優先順位が最下位のグループです。だから栄養状態が悪いときは、これらの部位が真っ先に元気がなくなってきます。


肌をキレイにしたいけど、栄養素が足りないとき。血流が悪くてなかなか肌細胞まで栄養素が回らないときは、化粧品を通じて、肌細胞に直接栄養を届ける、”えこひいき”をしてあげるのはとても重要です。



3、肌には分解機能がない


肌からの吸収のときに気をつけないといけないのは、肌には胃や腸などの消化して分解する機能がありません。なので、胃腸で分解したあとと同じく、分解された小さい成分を塗布する必要があります。


また肌のバリア機能を突破する仕組みも必要になってきます。もしお肌に届けたい成分が分解不可能な成分だったり、バリア機能を突破できないのであれば、注射のように刺すか、せっせとサプリで大量摂取するしかありません。



OEMで化粧品やサプリを作る場合は、以上3要素をしっかり踏まえながら、上手に使い分けることが必要になります。


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